僕はベイトリールを2つ持ってますが、古くから使っている方は右ハンドル、2年くらい前に買ったベイトフィネス用は左ハンドルです。(ちなみにスピニングは左ハンドルのみ)
でも「なんでそうしたの?」と聞かれてもとうまく説明できる自信がありません。
それが、村田基さんのこの動画を見て、ベイトリールのハンドル選びをすごくロジカルに理解することができました。
結論から言うと右ハンドルが正解だと村田基さんはおっしゃってます。
村田さんが解説されているその理由をまとめました。
まずは正しい指の使い方
まず、そもそもロッドのトリガーと言われる指をかけるところに指を一本だけかけて投げなさい(ワンフィンガー)という教えを説いています。そうすることで、手首のスナップを効かすことができ、竿の反発力をうまく使って、小さいアクションでルアーを遠くに飛ばすことがで出来るということです。
そしてリールを巻くときはトリガーに掛ける指を2本か3本に持ち変えて巻いてくるのが正しい持ち方、指の使い方とのことです。
ロッドを持ち変える手間を考えよう
そうすると、巻き始めるまでのアクションが
右ハンドルだと、
(1)右手でワンフィンガーで投げて→(2)左手でツーフィンガーで持ちかえる
の2アクションですが、
左ハンドルだと、
(1)右手でワンフィンガーで投げて→(2)左手で一度ロッドを持って→(3)それをまた右手でツーフィンガーで持ちかえる
という3アクションが必要になります。
1日で何百回とキャスティングするルアーフィッシングだとこの差は確かに大きいですね。
また、そういうのが嫌で左ハンドルのリールを、ツーフィンガーで投げてそのままツーフィンガーで巻くこともできるが、それだとキャスティングが上達しないともおっしゃってます。
ハンドルの重さをキャスティングに活かせ
もう一つの理由がこれ。これはこれまで考えたこともなかったです。
まず、投げる時はベイトリールが横になるように投げるのが正しい投げ方だとしたうえで、右ハンドルだと投げる時にハンドルが手前というか上というかそちらにくるわけです。
そうすると、その重さを活かしてうまく竿を振り下ろせると。
しかし左ハンドルだとハンドルが奥というか下というかそちらにくるので、重さのバランスが悪いと。
まあ、最近ベイトフィネスリールってとにかく軽いので、必ずしもそうじゃない場合もあるのかなとは思いますが。
以上、ベイトリールは右ハンドルにせよというお話でした。
なんか、諸説あるこういう話も、釣り界の重鎮がおっしゃるととっても説得力がありますね。
ぜひ皆さんのベイトリール選びの参考にしてみてください。