バスボート牽引なら、やっぱりランドクルーザー!〜霞ヶ浦バスボート初心者講座


バスボート牽引は「フレーム車」じゃないとダメ?

いま世の中で売られている車のほとんどが「モノコック車」。
窓が取り付けられているピラーなどの「枠」に、屋根やボンネット、ドア。これらの部品が全て一体化して、強度を保っているのがモノコック車です。
それに対して「フレーム車」は、「ラダーフレーム」の上にボディが被さった形状になっています。
トラックやバスなど、重たいものを載せる車の多くがフレーム車です。
全米をトレイルするようなトーナメンターは、やはり頑丈なフレーム車がいんでしょうね。
では、モノコック車でバスボートを牽引すると、危険なのでしょうか?
ボディが歪んで、ドアが開かなくなったりする、という伝説は昔からよく聞きます。
今時のモノコック車はよくできているので、そんな心配はないよ、という人もいます。
実際に、駐艇場からスロープまでの短い距離限定で、モノコック車で牽引している方は、結構いるようです。

やはり安心なのは、4WDのフレーム車

短い距離なら大丈夫とは思いつつ、モノコック車は不安と思う人もいるようです。
段差で振動があった瞬間や、バスボートをトレーラーに上げた時の衝撃。
その度に「まずい、俺の車歪んでないよね!?」と、心配になる。
そんなドキドキを感じるのがイヤなら、やはりフレーム車を選びましょう。
また、FFやFRでは不安なこともあります。
水垢で滑る、角度がかなり急、そんなスロープでは4WDが安心です。
アメリカではSUV、ピックアップなどにフレーム車がありますが、現在の日本ではトヨタのランドクルーザーと、スズキのジムニーぐらいしかありません。
つまり、国内で購入できる、バスボートを牽引できるパワーがあるフレーム車は、ランドクルーザーのみということになります。

ランドクルーザーの種類

では、ランドクルーザーにはどんな種類があるのでしょうか

ランドクルーザー


▲2007年発売の現行モデル、ランドクルーザー200。
トルクの太いV8エンジンを搭載。
全長4,950mm、全幅1,980mmと、かなり大きい車です。
旧モデルのランドクルーザー100も人気です。

ランドクルーザープラド


▲2009年発売の現行モデル、ランドクルーザープラド150。
直4の2.7lエンジンがメインで、ランドクルーザー200よりパワーは劣ります。
全長4,825 mm、全幅1,885 mmと、ランドクルーザー200よりコンパクト。
長さは125mm、幅は95mm小さくなっています。
旧モデルはランドクルーザープラド120。

レクサス LX570


▲レクサスのランドクルーザー、LX570。
1,000万円オーバーの高級車です。
全長5,080mmと、ランドクルーザー200より、さらに130mmも大きくなっています。

FJクルーザー


▲すでに販売中止になってしまった、FJクルーザー。
V6 4lエンジンを搭載した、パワフルな車です。
全長4,635mm、全幅1,905mmと、ランドクルーザープラドよりも長さはコンパクトになっています。

ランドクルーザープラド120を買いました


僕がバスボートを置いている駐艇場には、一日¥1,000でお借りできる4WD車が何台かあります。
これを借りてスロープでランチングすれば、自分で牽引用の車を買う必要がありません。
街乗りに適したコンパクトサイズの車、家族をメインとしたワンボックス・・・
自分の車は、牽引のことを考えず、自由に選べます。
僕はこれまでBMWの325iツーリングワゴンに乗っていました。
毎週東京から霞ヶ浦までの往復を楽々こなしてくれる、良い車です。
しかし!
やはり、どうせだったら自分の車でスロープまで牽引したいなあと思っていました。
そんな時に、バスボート牽引用に使っていたランドクルーザープラド120を手放しで、買い換える人がいる、という話が飛び込んできました。
譲ってください!とお願いし、名義変更や車検登録などを無事済ませて、プラドオーナーになりました。
駐艇場からスロープまですぐなので、2.7lエンジンでも特に問題は感じません。
初年度登録から13年、走行距離20万Kmオーバーの車なのですが、可愛がっていきたいと思います。

▲乗っていたバスボートオーナーが、牽引用ヒッチなどが付いている状態で譲ってくださったので、とても楽でした。

▲今まで使っていたロッドホルダー、カーメイトIF2も移植完了。

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