3行でまとめると
- ハミンバード国内代理店、岡田商事の対応がひどい。
- 修理に出すたびに交換品として新しい魚探を売りつけてくるが、その新品が毎回故障している。
- HELIX 10を5台買って、動いたのは2台だけ(追加でもう一台購入して、6台買って3台動作、になりました)。
HELIX 10 G2N(1台目)
HELIX 10 G2Nを2台購入し、バスボートの前後に取り付けました。
しかし、前の魚探が2D、DI、SIを表示しなくなりました。
G2Nが2台あるので障害切り分けは簡単、前後の魚探を入れ替えれば何が悪いのかわかります。
さらに、他の人の船に繋いでみても、症状再現。
やはり前の魚探本体が壊れていることが判明しました。
ハミンバード国内正規代理店の岡田商事に修理に出しました。
結果として、
「電源が入らないということなので、新品のG2Nを買ってください。代金は●●万円です」
という返事が返ってきました。
電源が入らないとか一言も言ってないんだけどな・・・
ということで、G2Nを買い換えることになりました。
HELIX 10 G2N(2台目)
新品として送られてきたG2Nですが、これも壊れていました。
2Dで水深530mとか認識しています。
DIも表示しないし、SIもぐちゃぐちゃです。
念のため、トランスデューサーを購入してきて交換しましたが、改善しませんでした。
しょうがないので、再度岡田商事に送付。
岡田商事からの返事は、
「ちゃんと電源は入るので壊れてません。G2Nはもう在庫がないので、新品のG3Nを買ってください。代金は●●万円です。ちなみに新品ですが、パネルに大きい傷があります。」
というものでした。
- 故障の確認はせず、電源が入る入らないでしか判断していない
- 修理はできず、交換用に新品を売ることしかできない
- 2年前まで売っていたG2Nの交換品がすでに無い
という、岡田商事のサポート品質のひどさが解ってきました。
HELIX 10 G3N(3台目)
届いた「新品」のG3Nも、全く動きませんでした。
起動時に、Humminbirdのロゴが出てきたところでフリーズ、その後電源を切ることもできなくなります。
岡田商事に連絡したところ、
「うちでは電源入りましたよ」
とのこと。
やはりこの会社は、電源が入るか入らないか以外のことを一切見ていないし、ボートに載せて動作するかどうかは保証していないらしい。
しょうがないので、自分で障害切り分けします。
僕は(流石に魚探は作ったことはありませんが)IT機器製造業、海外のIT機器輸入代理店を経営していた経験があります。
このようなアプライアンス(専用機器)の製造、サポート経験も豊富なので、岡田商事よりは確実に詳しいと思います。
- いつものように前後の魚探を入れ替える。G3Nを後ろに繋ぐと、やはりフリーズする
- 後ろで使っているG2Nを前に繋ぐと、問題なく動作する
- 頭に来他ので、新品のHELIX 10 G4Nをテスト用に追加購入。このG4Nを前に繋ぐと、やはり問題なく動作する
- G3Nを他の人のボートに繋いでも、やはりフリーズする
- イーサネットを繋がない状態だと起動する
- イーサネットケーブル不良の可能性を考え、予備のケーブルを買ってきたが、やはり繋ぐとフリーズする
- しかし、起動時に「振動子が見つかりません」が表示され、強制的に「シミュレータ」モードで起動してしまう
- 新品の振動子を接続しても、やはりG3Nだけ認識しない
- 起動時に「標準」モードにすると標準モードで起動するが、やはり振動子が認識しない
- SDメモリは何も入れていない。ファームウェアは最新。
結果として、やはり「新品」のG3Nが壊れていることが判明しました。
さらにこの時のやりとりで、岡田商事からは「動作確認をしたいのだが、社内で魚探のことが分かる人が一人しかいなくて、今営業に行っているので」という発言がありました。
岡田商事には魚探のことがわかる人は一人だけ、それも営業の人である、という驚愕の事実が判明しました。
僕はどうすればいいのか
G2N(1台目)、G2N(2台目)、G3N(3台目)と、魚探を3台も買ったのに、全く使えていません。
今回勢いで、検証の為だけにG4Nを購入してしまい、後ろに付いているG2Nを含め、今まで購入したのは5台のHELIX 10。
まともに動いたのは2台だけでした。
釣りがしたいだけなのに、なんでこんなにたくさん魚探を買わなければいけないのか。
釣りをする時間が削られなければいけないのか。
自分で障害切り分けをしなければならないのか。
障害切り分けのために、追加で魚探本体、トランスデューサー、電源ケーブル、ネットワークケーブルなど、自腹で買わなければいけないのか。
岡田商事に5台分の利益をご提供しなければならないのか。
MEGA360トランスデューサーも、繋げる先の魚探がないまま、置物と化しています。
本当にひどい目に合っています。
最近は有名メディアプロを使ってYouTubeなどでプロモーションしている岡田商事ですが、騙される人がいないか心配です。
では、ユーザーはどうすべきなのか
魚探を使って釣りをするユーザーは、どうすればいいのか。
- ハミンバード以外の魚探を買う:サイドイメージやライブイメージは各社魚探で使えるし、ローランスも360に対応したところで、ハミンじゃないと出来ないことはなくなりました。
- ハミンバードを岡田商事扱い品ではなく、並行輸入する:やはり固定の360が使いたい!という人は、サポートが全くないどころか、負担額がどんどん増える岡田商事からではなく、並行輸入した方がいいのではないでしょうか。何しろ、安いですし。
- 金持ちなので予備をバンバン買う:岡田商事のサポートが無くても、5台中2台動くなら、10台ぐらい買っておけばいいんでしょ?予備をバンバン買うぜ!というお金持ちは、岡田商事扱いの国内品を買ってもいいかもしれません。
岡田商事はどうするべきなのか
周りの魚探に詳しい人たち、複数のバスプロ、複数のハミンバード取扱店の人、みな
「岡田商事はダメだよ」
「諦めた方がいいよ」
と言います。
某有名社長さんは「俺、これからアメリカ行くから、直接アメリカのHUMMINBIRDに届けてあげようか?」と言ってくれました。
前述しましたが、僕もIT機器(ネットワーク、ストレージ、セキュリティ、サーバー)など、いろんな製品の輸入代理店をやりました。
大変な仕事なのはわかります。
でも、ユーザーサポート(というか修理も交換も)が出来ないなら、商品を売ってはいけません。
もう岡田商事には無理だと思うので、ハミンバードの正規代理店を辞めて、ちゃんとしたサポートが出来る規模の他社に事業譲渡した方がいいと思いますよ。
最終的に(2022年7月追記)
HELIX10 G4Nをもう一台購入し、フロントG4Nを2台、リアG2Nで、MEGA360を動かせるようになりました。
数年に渡る岡田商事との戦いで、本当に心が消耗しました。
もちろん、お金もたくさん消耗しましたが。
一時期は釣りのモチベーションを完全に失ってしまいましたが、最近やっと少しづつ釣りを再開しました。