「私にバス釣りを教えてください!」
僕に弟子入り志願をしてきたのは、川村コータローさんが大好きだという、社会人二年目のカナ、23歳。
友達と一緒に、管理釣り場「釣りパラダイス」に行ってから、すっかりバス釣りにハマってしまったらしい。
一回目はノーフィッシュだったけれど、二回目は5匹も釣ったとのこと。
ということで、初心者釣りガール育成プロジェクトがスタートしました。
アンビリーバボーリグでフィルターユニット撃ち
2018年9月23日。
朝6時半、釣り開始。
「では、まずは40UPを釣ってもらいます。」
管釣り以外のフィールドは初めて、もちろん霞ヶ浦も初めてのカナさん。
ドSなスパルタ教育が得意な僕は、いきなりフィルターユニット(通称タマネギまたはキンチャク)撃ちを命じます。
ルアーは、空前絶後の大ブームとなっている、「アンビリーバボーリグ」、フォールクローラー4″のスナッグレスネコリグです。
二日連続の逆水門開放で、水位は15cmぐらい落ちています。
きつい流れを嫌って、フィルターユニットと護岸の間に避難している魚がいるはずです。
あ、ごめん。先に釣っちゃった。
黙々とフィルターユニットを撃ち続けるカナ。
2時間ほど撃ち続けた8時半。
カナが撃った後のフィルターユニットに、アンビリーバボーリグを入れると、バイト。
40UP、1,020gの魚でした。
カナさん、40ヒット!
さらに撃ち続け、時間は10時過ぎ。
カナのラインがゆっくり動き始めますが、本人気付かず。
「食ってるよ」
「えっ!?」
結構いいサイズ。余裕で40ある、黒い魚が掛かりました。
しかし、フィルターユニットと護岸の間に潜られ、バレてしまいました・・・
アンビリーバボーリグに連続ヒット!
大移動して、小規模流入河川へ。
40は取れませんでしたが、ここで子バスを確実に釣ってもらいます。
「この護岸沿いにキャストして、こうやってアクションをつけて・・・あ、食った。」
釣り方を教えている途中、子バスを三匹釣ってしまう僕を見て、
「ずるい!私も釣りたい!」
と、気合が入るカナさん。
カナがキャストしたアンビリーバボーリグの回収時に、後ろから数匹の子バスが追って来ました。
「魚がいる。もう一度、キャストして!」
僕の指示通りに投げたカナのラインが動き始めます。
その時、初心者釣りガールが言いました。
「あ、食った。」
▲カナさんの記念すべき霞ヶ浦初フィッシュは、25.5cm、190gでした。
この後さらに、ちびっこをもう一匹追加しました。
初バスゲット成功!
無事に(管理釣り場以外で)初バスをゲットできたカナさん。
延々と撃ち続けても飽きない集中力。
しっかり40を掛ける運。
バイトの瞬間に「あ、食った」と冷静に言う初心者は、なかなかいませんよね・・・
今後、期待ができそうな釣りガールが誕生しました。