浚渫のヘビキャロで初フィッシュ


浚渫の釣りがしてみたい

2016年の秋、バサクラが行われるちょっと前。
オカッパリをしている時に、魚探掛けをしているサワムラさんを発見した。
ロッドも持たず、沖をエレキでずっとウロウロしている。
そこにもう一台のバスボートが走ってきて、サワムラさんの周りをグルグル走り回り、去っていった。
カワベさんである。
後に、そこが「カワベブレイク」と言われる浚渫だと知った。
多分、魚探を掛けているサワムラさんに、カワベさんが「そこは俺の場所だよっ!」と、お茶目にちょっかいを出しているシーンだったのだろう。
その年のバサクラで、カワベさんが浚渫で1,500gクラスの魚を二本連続で獲った映像を見た。
場所は、カワベブレイクとはまた別の、古渡の浚渫らしい。

霞ヶ浦には、オカッパリではできない釣りがある。
バスボートで魚探を駆使し、沖の浚渫をヘビキャロやフットボールで攻める釣り方。
そんなものがあるのか。
やってみたい。
僕はそう思った。

2017年末に初めてバスボートに乗り、2018年の正月には古渡の浚渫の魚探掛けに同船させてもらった。
やっぱり、これをやってみたい。
やるしかない!

浚渫の釣りにチャレンジして挫折した

2018年頭にバスボートを購入し、2019年にサイドメージとオートチャートライブに対応した魚探を前後に取り付けた。
これで浚渫の釣りをする準備ができた。
あの時のサワムラさんのように魚探を掛け、水深をマップに落としていく。
2メートルから5メートルまで、ほぼ垂直に落ちている場所がある。
サイドイメージには、ものすごく尖った岩盤が映る。
何の魚種かはわからないが、大量の魚が画面に現れる。

しかし、釣り方がわからない。
浚渫の上を釣るの?下?
ヘビキャロって、どんなアクションをさせればいいの?
バイトってどんな感じなの?
2020年から2021年にかけて、何度もカワベブレイクに手を出したが、何をどうすればいいのかわからないままだった。

2016年からの足掛け5年の初フィッシュ

話は長くなってしまいましたが、2021年8月22日。
「釣れなくてもいい、今日は浚渫の釣りを練習する」
そう心に決めて出船。
6時、浚渫に到着。
14gヘビキャロにブルスホッグを結び、2メートルのフラットから4メートルに落ちる崖をダウンヒルで探る。

フラットもかなり岩がゴツゴツしていて、崖も物凄い凹凸なのだが、ヘビキャロシンカーは根がからない。
ボトムの形状も、とてもよくわかる。

10分程して、ロッドに一瞬重みを感じる。
バイト?
聞いてみると、やはり何か違和感がある。
フッキング!
乗った!
巻く。
重みがある。
よーし!
・・・と思ったが、軽くなる。
バレた。
リーダーを見てみるが、ネバネバ感はない。
キャットではないらしい。

うわあ、やってしまった。
心が折れかけたが、続けて投げていく。

20分後、またロッドに重みを感じた。
重みというより、魚の感触だ。
ヘビキャロって、結構バイトがわかりやすいんだなあと思いつつ、フッキング。
よく引く。走る。ボートの下に突っ込んでいく。
これはキャットじゃない!

▲45cm、1,330g。
サワムラさんの魚探掛けを見てから5年、初めて浚渫のバスが釣れました。
本当に嬉しい。

この後、キャットフィッシュを一匹。

しかし続かず、初シーバスのみ

途中で別の浚渫に移動し、合計3時間以上ヘビキャロを投げ続けました。
ヌッと重くなる、グイグイ引く、バイトはたくさんあるものの、全く乗らず。
なんなんだろう、他の魚種なのかな?
とりあえず、乗りやすいように次回はフックをもうちょっと細いものにしてみよう。

ヘビキャロに飽きたので、周りが5mある中の、1.5mぐらいのシャローフラットでクランクを投げてみる。
白くて細長い魚が飛びついてきたのが見えた。
おおお、これは!?

▲初めてのシーバス!40cmちょい、690g。
SAKANA Magazine初代編集長NYORONYOROと、何度も東京の運河でチャレンジしたのに釣れなかったシーバスと、霞で出会えるなんて・・・

オチがついたことで、10時に早上がり。
船とトレーラーを真水で洗って、デッキは掃除機を掛けて、お掃除デイにしました。

ボート仲間が増えつつある

去年の雷の日に、偶然中古ボートと出会い、バスボートオーナーになったチバラギ氏。
そして今日、また別の人が中古ボートに出会いました。
オカッパリも楽しいけど、バスボートも楽しいよ。
浚渫の釣りできるし。
みんな、早くバスボート沼においでおいで。

You may also like...