スポーニングとは?
ブラックバスは、3月〜5月頃、水温が15℃を超えると産卵を始めます。
この産卵のことを「スポーニング」と言います。
霞水系では、4月頃にスポーニングの時期を迎えると言われています。
閉鎖水域は水温が高くなる時期が早く、霞ヶ浦/北浦や利根川などは少し後になる傾向があるようです。
2016年4月3日に霞水系の西の洲南水路で水温を計ったところ、もう15℃ありました。
プリスポーニング
プリスポーン、プリ、と呼ぶ人もいる、「スポーニング前」のことを言います。
冬の間、温度変化が激しくないディープ(水深が深い場所)にいたバスが、少しずつ動き始める時期です。
卵を抱えた、お腹の大きいメスのバスが、体力を付けるためにガンガン餌を食べようとします
霞水系では3月〜4月がプリスポーニングの時期になります。
ミッドスポーニング
産卵中の時期のことです。
オスのバスがシャロー(水深が1.5m未満の浅いところ)の、ハードボトム(水底が固いエリア)に「ネスト(ベッドとも言います)」を作り、そこにメスが産卵し、その後ネストの卵をオスが守る、と一般的に言われています。
(メスが自分でネストを作るという研究結果もあるそうです)
水が濁っている霞水系ではなかなか見ることが出来ませんが、クリアウォーターでは、産卵後のネストの周りをうろうろして、卵を守っているバスを見かけます。
オスだけでなく、メスと二匹でネストを守っているのを見ることもあります。
産卵は大潮、つまり満月の日に行われることが多いそうです。
この時期のネストを守っているバスを狙って釣るのは可哀想、という人も多いですね。
もとより、ネストを守っているバスは、ルアーにバイトしてくることはあまり無いようです。
アフタースポーニング
アフター、と呼ぶ人もいる、「スポーニング後」の状態です。
産卵後のバスは疲れているのでなかなか釣れない説と、お腹がすいているので普通にルアーにバイトしてくる説があります。
スポーニング時期のバスの釣り方
プリスポーニングの時期は、ビッグミノー(ジャークベイト)の「ジャーク&ストップ」が定番の釣りです。
霞水系では、霞ヶ浦本湖や北浦で、ディープとシャローが隣接したエリアでビッグミノーパターンをやっている人が多いですね。
また、ブレイク付近やカバー付近のシャッドの普通巻き、杭周りなどストラクチャー添いのワームのダウンショットでも釣れます。
ミッド〜アフタースポーニング時期のバスの釣り方
本当に疲れている魚は何をやっても釣れないとして、4月〜5月で水温も上昇している時期なので、色んな釣り方ができると思います。
朝夕のマズメ時間や、フラットなエリアはスピナーベイトやクランクで。
昼間はカバー(障害物)周りやシェイド(日影)をワームのネコリグ/ダウンショット/ジグヘッド/ノーシンカーなどで狙えると思います。
さあ、みんなで春のバスを釣っちゃいましょう!