「東京湾大感謝祭2015」を通じて東京湾に感謝しよう


パッと見ただけでは全くコンセプトも内容も伝わってこない「東京湾大感謝祭2015」という謎のイベント。でもなんだか惹かれてしまう自分の気持ちを抑えきれず、少し調べてみましたのでレポートします。

そもそも東京湾ってどこさ?

SAKANA Magazineでもよく「東京湾」という言葉を使ってますが、そもそも東京湾ってどこなの?というのは人によって持っているイメージが違いそうですね。

公式サイトに掲載されている動画によると、神奈川県三浦市にある剱崎灯台と千葉県館山市にある洲埼灯台を結んだ線よりも内側ということです。

東京湾の入り口は剱崎灯台と洲埼灯台

東京都だけが東京湾じゃねーよと。さらに東京都の中でも江東区民の僕が思っている東京湾なんて、本当の東京湾の奥の奥のごくごく一部だよということですね。

東京湾は汚れているという前提

イベントの公式Facebookページにこんなアンケートが掲載されていました。

topics・東京湾のイメージは「汚い海」(>_<)このイメージを変えていきたいですね!これは横浜開港祭2015会場でハマの海を想う会が来場者500人に実施したアンケートの結果です。…

Posted by 東京湾大感謝祭 on 2015年10月15日

「東京湾と聞いて何をイメージしますか?」という質問の栄えある第1位が「汚い海」です・・・。実に、約35%の人がそう思っているということですね。

外洋に比べるとはるかに狭いこの海の沿岸に3,000万人が生活していて環境負荷が高い。そして、東京湾は汚染され、死んでいる。だから再生させなければならないというストーリーが背景にある訳です。

実際、公式サイトにも以下のような記載がありました。

東京湾のような背後に大都市を抱えた高い海域では、生活排水などが大量に流れ込むことに加え、外海との海水の循環が起こりにくいため、慢性的な赤潮の発生や、有機汚濁による貧酸素水塊が生じ、水産動植物へ大きな影響を与えるなどの多くの問題が発生しています。

東京湾大感謝祭は、都市に住む市民や企業、団体と国や自治体がともに、海の再生を考え、行動するきっかけを提供する場として、2013年秋に初開催されました。

多くの問題をかかえる東京湾の再生を考え、みんなで行動しなければならないという働きかけですね。

僕が荒川河口や江東区の港湾エリアで釣りをしている限り、東京湾が特に汚いと感じることはありません。若洲海浜公園で釣った魚を食べたりしてますが、そういうことができるのも、関係者の皆さまの一連の行動の成果の一部なんだと思うと、まさに感謝せずにはいられません。海に感謝というよりも、東京湾を再生するために行動を起こしてくれている方々に感謝です。

で、どんなイベントなの?

開催日は2015年10月23日(金)から10月25日(日)の3日間。

金曜日はシンポジウムということで、東京湾再生に関する研究や活動の発表があるようです。
そして、土曜日と日曜日は様々なイベントがあるので、東京湾への興味関心がさほど高くない人でも気軽に楽しめる内容になってます。

さまざまな企業や団体がブースを出していて、釣り関連では、シマノ、ダイワ、マルキュー、釣り人社なども出展してます。
また、ハゼ釣りイベントなんてのもあるようです。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

なお、動画も公開されているので、興味が高まった人はこちらもどうぞ。

 

レポートは以上です。
興味を持った方、時間があれば赤レンガまで足を運んでみてはいかがでしょうか?

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