過去の記事「地味だけど重要なバス釣りの部品シリーズ1」では、テキサスシンカーストッパーを紹介しました。
テキサスシンカーのフックがずれないように固定する、地味だけど重要な部品です。
トレーラーフックとは?
今回ご紹介するのは、「トレーラーフック」。
「アシストフック」とも呼ばれるこの部品。
スピナーベイトやバズベイトなどのワイヤーベイトにつける、追加フックです。
バズベイトで、ブラックバスからのバイトがあるのに乗らないことってよくありますよね。
そんな時に、メインのフックの後ろにトレーラーフックがあると、フッキング率が高まります。
同じくスピナーベイトでも、ミスバイトを低減させる効果があります。
トレーラーフックのデメリット?
トレーラーフックを付けるとフッキング率が上がりますが、その分根掛りも多くなります。
適材適所で、トレーラーフックを付ける、付けないと、使い分けが必要です。
トレーラーフックを付ける
- バズベイトでオープンなエリアを引く
- ハードボトムをスピナーベイトで探る
- オープンな中層でスピナーベイトを引く
トレーラーフックを付けない
- ヒシモが水面に生えているエリアをバズベイトで引く
- レイダウンやライトなブッシュにスピナーベイトを打ち込む
こんな使い分けがいいんじゃないかと思います。
トレーラーフックは一度取り付けたら外すのが難しいので、「トレーラーフックを付けたもの」「付けていないもの」で、別々で準備したほうがいいと思います。
トレーラーフックによる僕の釣果
▲2016年の夏に和田岬で釣った、でっぷりした40UPは、ゲーリーバズのトレーラーフックに掛かっていました。
トレーラーフックが無ければ、釣れなかったかもしれません。
▲D-STYLEのスピナーベイト、3/8ozD-SPIKERのトレーラーフックで釣れた40UPです。
これも、トレーラーフックが無ければ、ミスバイトで終わっていたかもしれません。
▲3/8ozのハイピッチャーです。メインフックをがっつり食って来ることもあります。
このときは、キャストしてフォールで食う、「落ちパク」状態でした。
▲倒木のブッシュにハイピッチャーをぶち込んで獲った48cmです。
根掛りしにくいよう、トレーラーフックは付けずに、ゲーリー4"グラブを付けました。
トレーラーフックにはこんな製品がある
FINA TN トレーラーフック。
世界のT.NAMIKIプロデュース(?)のトレーラーフックです。
ゴム部品の「ストッパー」で、トレーラーフックを挟み込む形式です。
取り扱っているショップが多いので、入手はしやすいです。
ストッパーが小さいので、フィ−ルドで取り付けようとすると、紛失しやすいです。
事前に、自宅で取り付けておきましょう。
僕は落として無くしたことがあります。
予備で、多めにストッパーが入っていればいいのになあ。
サイズが3/0、2/0、1/0、#1、#2、#3と豊富に揃っています。
がまかつのトレーラーフック。
こちらはトレーラーフックのアイ部分にゴムのストッパーがくっついているので、取り付けはしやすいです。
売っているショップが少ないのが難点。
サイズは2/0、1/0、#1があるようです。
トレーラーフックのサイズはどうする?
トレーラーフックは、ワイヤーベイトのフックサイズと同じか、小さめにするのが基本だそうです。
僕は、ハイピッチャーの3/8ozなど、重量・フックサイズが小さ目のスピナーベイトには、#1サイズのトレーラーフックを使っています。
ちょっとフックが大きめのD-StyleのD-Spiker3/8ozには1/0を付けました。
ゲーリーバズは、フックサイズが大きいので、見た目的には2/0でも良さそうなのですが、トップウォーターのバズベイトにはあまり重量を追加しないほうがいいと考えて、#1のトレーラーフックをセットしています。
D-Zoneフライなど、小さめのスピナーベイトには#2、ハイピッチャーMAXなどは1/0あたりがいいんじゃないかと思います。
トレーラーフックを付けた後に水中を流してみて、姿勢がおかしくなっていないか、確認してサイズを合わせましょう。
重いトレーラーフックを付けると、ワイヤーベイトの姿勢が「後ろ下がり」になってしまします。
▲巨大ナマズを掛けたときは、トレーラーフックが伸びて、開いてしまいました。
このトレーラーフックは、#1サイズ。
デカバス狙いのときは、太いトレーラーフックを選んだほうがいいんでしょうね。
トレーラーフックの付け方
▲TNトレーラーの#1です。二つのストッパーを準備します。
▲5/16oz、約9gのO.S.Pハイピッチャーです。
▲ストッパーをフックに刺します。小さな部品なので、紛失しないように注意!
▲トレーラーフックを通して、もう一つのストッパーを取り付けて、完成!
トレーラーフックのセッティング
トレーラーフックは、水平、またはちょっと後ろ下がりにセッティングするのが基本です。
上向きにセッティングすると、ブレードと干渉してしまいます。
オープンな場所では、トレーラーフックが自由に動くセッティングが、カバーがある場所では、トレーラーフックを固定するセッティングが良いと言われています。
TNトレーラーは、このように自由なセッティングをするために、二つのストッパーではさみ込む方式になっているんですね。
がまかつは取り付けが楽ですが、オープンなセッティングができません。
最後に
真冬以外、一年中出番があるルアー、スピナーベイト。
トレーラーフックの使い方を覚えて、バスのキャッチ率を上げちゃいましょう!